旅かえる

日本のゲームである「旅かえる」が、中国で大人気となっています。

子供が遊びすぎて社会問題にまでなった「王者栄耀」を上回る人気とあります。人気の理由として、孤独を癒してくれることがあげられていますが、「孤独を癒す」という視点が出てくるのは、社会が変化しているように感じます。

無論どこにいても孤独を感じることはあるはずですが、それでも中国では家族、親戚、友人、同僚など、誰かがそばにいて、濃い人間関係を築いているため、癒す程の孤独感は良くも悪くも無いというのが筆者の実感でした。

それが、こうした状況になっているのは、例えば進学や仕事で都会に出てくることはもはや一般的だし、家族・親戚との濃い人間関係を煩わしいと思い、コンタクトを減らすケースもあるのが理由の一部かもしれません。以前は中国で一人で入れるレストランを探すのは苦労しましたが、今ではたくさんあります(ファストフードやそれに近いものが多いですが)。

その結果として、孤独感が増していることも背景の一つにあるのではないかと感じました。自由な生活の代償として、孤独も生まれてくるものでしょうか。